オルタナティブスクールのさきがけ、文化学院を創立した与謝野晶子がスペイン風邪で語ったこと〜私たちの教育のルーツを辿る(8)
新型コロナウイルスもデルタ株となって、一層感染力が強くなりました。10代以下の子どもたちにも感染が広まっており、私たちが住んでいる東京は連日5000人以上の新規感染者数を記録しています。二学期ももうすぐ始まる中、本当にこのまま新学期を迎えていいものだろうかと不安な毎日を過ごしています。
そんな中、与謝野晶子がちょうど100年ほど前に大流行したスペイン風邪の時に、政府の対策を批判して書いたものがある、と知人が教えてくれました。デジタル版があったので、早速読んでみたのですが、政府の感染症対策、不平等な社会への批判を痛烈に行なっていることに驚きました。与謝野晶子といえば、『みだれ髪』にみられるような情熱の歌人のイメージがありますが、大正時代に「文化学院」という非常に先進的で個性的な学校の創立メンバーの一人として、人生の後半生は夫の与謝野鉄幹と共に教育に多大な時間を割きました。今日は歌人としてよりは「評論家」「思想家」「教育者」としての与謝野晶子について少し書いておきたいと思います。









