【2023年4月-10月】本気で学校変革を目指すSchools for Excellence 3期

学習指導要領が変わり、新しい学びに変えていきたい!でも学校や組織で孤軍奮闘していませんか?

PBLを入れるにはその文化的な土壌、総合的な学習/探究の時間では、生徒間のみならず教員間での円滑な人間関係の構築は必要不可欠です。コロナ下でのGIGA対応や、社会につながる学びなど、どうやって進めていけばいいのでしょうか?

この問題に正面から取り組めるようにするために、SEL(社会性と情動の学習)を学び、実践を深める 年間プログラムSchools for Excellence(S4E)3期の本日スタートしました。

以下のような方におすすめです。

・探究学習の実践を学校に広めたいが広まらない
・教員同士で対話をしても、続かない、上すべりする
・心からやりたいことがあるのに、仲間がつくれない
・学校マネジメントと、現場教員の意識のギャップがある
(民間教育・企業の方のお申し込みもOKです)

講師4人(佐野和之/かえつ有明中高、金井達亮/東京大学大学院、寺中祥吾/軽井沢風越学園、藤原さと/こたえのない学校)が毎回フルコミットするリッチなプログラム。
CASELやOECDによるグローバルのSEL動向を把握し、日本の学校環境に最適化しました。
LCL本科とも連携し、LCL本科の探究・PBL理論編講義コンテンツ録画の視聴もできるのでお得です。

 

詳細はこちらから
https://xtanqlcl.kotaenonai.org/news/2117/

今期の募集は終了いたしました。
たくさんのご応募、ありがとうございました!

来期以降の本プログラムや、LCL関連の他のプログラム等にもご興味がある方は、ぜひコチラからメルマガにご登録くださいませ。告知等は、メルマガで先行してご案内しております。

こたえのない学校Facebookページツイッターでも、プログラムのご様子や代表藤原のブログ更新等のご案内を発信しております。

 

【2023年3月-5月】教育を探究する哲学登山コースVol.8「オルタナティブ」

 

「わからないを、楽しむ。」

哲学書、専門書を読むことを「登山」になぞらえて、「おすすめの登り方」を紹介しつつ、「みんなの登ってみた体験」を共有する「哲学登山」。

Learning Creator’s Labでも、「探究する学び」というものの考え方には哲学的な背景と系譜があるためそれを踏まえてプログラムづくりをしてきましたが、引き続きその「哲学」部分を、一人ひとり個別的に深めつつ、協同的に深めていくことをしていきたいと思います。

“哲学の山の登山は険しいものでもあるけれども、多くの人に開かれた楽しみです。色々な山ごとに案内人を務める研究者たちの本と合わせて読むと一人では見渡せなかった風景がより見えてくるもの。”

哲学書、専門書を噛み砕くのでもなく、わかりやすく伝えるのでもなく、わからないところはわからないと伝えられる場の中で、桐田シェルパが哲学的な思考の旅路をガイドしてくれます。

今まで何度か哲学書や専門書にチャレンジしたけど挫折した人、読むことはそんなに好きではないけれど、考えることが好きな人。学校現場などで何か考えるモノサシのようなものがあったらいいのになぁ、と思う人。

2019年11月に登った「自由の山」、2020年に登った「探究の山」「自然の山」「民主主義と正義の山」、2021年に登った「発達と学習の山」、2022年に登った「現象と人間の山」「アートと想像性の山」につづき、2023年最初に「オルタナティブ」の山を今回登ります。イントロダクトリーなオンラインコースです。ぜひ一緒に登山をしましょう!

(さらに…)

【2023年3月-11月】探究を探究するLearning Creator’s Lab(LCL本科)7期

探究学習の主要な理論に触れながらも、チームで決めた探究プロジェクトを共に開発・実施していく約8か月間の旅。7期生募集開始しました。
【プログラム概要】講師敬称略
3月チームビルディング(寺中祥吾・軽井沢風越学園副校長)
4月探究マインドセット(市川力・みつかる+わかる代表)
5月生活・総合学習(武田育夫・伊那小・中学校元校長)
5月知識の探究・概念型カリキュラム
(シャミダッタ・日本IB教育学会副会長/秋吉梨恵子・CBCI公認トレーナー)
6月米国PBL(ジョン・サントス/ハイテックハイ)
7月プロジェクト組成(寺中祥吾・軽井沢風越学園副校長)
8月合宿(檜原村でキャンプ)
8月中間発表
10月子ども哲学(河野哲也・立教大学教授/清水将吾・こども哲学おとな哲学アーダコーダ理事)
11月最終発表(岩瀬直樹・軽井沢風越学園校長)
※こたえのない学校藤原さとは毎回出席します。

 

こんな方におすすめです

● 良質な探究学習を学校や教育機関で実践したい
● 探究学習の主要な理論と実践を一線の実践者から学びたい
● 学校内外で教育に携わっている人たちと一緒に何かをしたい
● 生涯において信頼できる仲間とメンターを見つけたい
● 教育者としての自分を振り返り、自分らしい実践をしたい

 

詳細はこちらから
https://xtanqlcl.kotaenonai.org/news/2072/
※今期の募集は終了いたしました。
たくさんのご応募、ありがとうございました!

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現象学からみる私(2)ーアイデンティティって何?

前回は、私たちの経験世界がどういうものなのか、世界ってなんだろう、というあたりから間主観性(intersubjectivity)まで私の経験から記述してみました。今回は、もう少し「私」ということに迫っていきたいと思います。

 

ところで今回の哲学登山の講義そのものでは直接扱わなかったのですが、副読本として紹介されていた田口茂著『現象学という思考』を年末に読んでみたらとにかく面白かった。まさに「現象学からみる私」、私のアイデンティティとはなんなのだろう、と考えさせられました。今回はこの本を中心に纏めていきたいと思います。「私」ってなんなのでしょう?「私の本質」なんて掴めるものなのでしょうか。

(さらに…)

現象学からみる私(1)ー「事象そのものへ」の子育て

教育に関する哲学書を輪読していく哲学登山というプログラムをやっていて、前回の「現象と人間」からもう半年経っているのですが、振り返りのブログが滞っておりました。色々読み直したり、新しく読んではいたのですが、少し読み進めてはほかの仕事が入りを繰り返してました。でも、年が明けてようやく少しまとまった時間がとれましたので、いつものように簡単にメモにしておきます。

 

なお、この登山では、フッサール『ブリタニカ草稿』、ハイデガー『存在と時間』、メルロ=ポンティ『知覚の現象学』の一部を読んでいったのですが、とにかく面白かった!私の経験に照らし合わせても、日常生活的にたしかにそうだと思い当たる部分がとても多く、且つ教育を色々考えるにあたってイメージが大きく膨らみました。まさに「うっわー!!」の連続。そもそも「観る」という営みは、教育においても「みとり」と言われるくらい大切なもの。自分のためのメモではありますが、私の拙いブログが、毎日の授業や子育ての参考になるようなものになっていたら嬉しいです。

(さらに…)