デンマークの「生のための学校」フォルケホイスコーレってどんなところ?(インタビュー)



藤原さとです。朝などは少し暑さも和らいできたでしょうか。

さて、名前だけは知っていたけど、この数ヶ月気になって仕方がなかったフォルケホイスコーレ。フォルケホイスコーレはデンマーク発祥で「人生の学校」とも呼ばれる、17歳半以上ならだれでも通える教育機関です。人生の中で立ち止まり、生徒と先生が共に暮らしながら共に対話しながら学ぶ場所で、北欧に150校、デンマークに70校あるそうです。

フォルケホイスコーレ運動をはじめたグルントヴィは「デンマーク近代教育の父」「成人教育の父」とも呼ばれています。この人物の詳しいことはまたと思っていますが、北海道東川町へ移住し、「日本にフォルケホイスコーレをモデルにした人生の学校を作ろうプロジェクト」と株式会社Compathを立ち上げた 安井早紀さん、遠又香さん、にフォルケホイスコーレのお話をうかがいました。

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学校であり学校を超える造形の学校―バウハウス



藤原さとです。


ちょうどこの夏、開校100年を記念して、東京ステーションギャラリーで「きたれ、バウハウスー造形教育の基礎」という展示や、バウハウス100年映画祭をやっていましたので、見てきました。1919年に第一次対戦で敗戦し、経済的にも疲弊していたドイツにできた「バウハウス」。「バウ」はドイツ語で「建築」を指します。この学校は全学年150名ほどの小さな学校で、ヒトラー政権が成立した1933年まで、14年間しか存続しませんでしたが、建築・デザインの世界では知らない人はいないというほどの影響力を今でも持ちます。まだどちらも8月末から9月頭にかけて上映や展示があります。ものすごく面白い学校で、且つこれだけまとまってバウハウスのことを知ることができる機会はそうそうないような気がしますので、ご紹介がてら備忘録を。

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みんなの居場所になれるために〜軽井沢風越学園参観記

藤原さとです。

軽井沢風越学園で、カリキュラムディベロップメントパートナーというものをさせて頂いていて、先日はじめての発表会で学校に訪れました。
 
さて、「発表」ですが、わたし、実はよくある「きちんとした」「整った」発表が苦手です。
 
「本来のじぶん」ではなく、学校や、保護者や社会が求める姿を演じ、上手く出来たら褒められるとなると、自分じゃない自分を大人になっても演じ続けることが行動様式になってしまいそうです。
 
小学生くらいまでは、ちょっとくらいモジモジしてたって、ふざけちゃったって、それがこどもらしい本来の姿、自然な姿。それを型にはめようとするから、やんちゃな子が目立ちます。
 
自分を充分に認められたら、中学生くらいになったら、言われなくとも社会と交渉しながら自分で判断して、自分を表現するようになるはずです。
 
長くなりましたが、風越学園の発表では生き生きした、子どもらしい子どもの姿を思う存分に見ることができました。とても嬉しい一日。そんなことを書かせていただきました。
 

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物語を紡ぐことで組織を変えるー岩瀬直樹先生・村上聡恵先生インタビュー

 

「校内研究・研修で職員室が変わった!―2年間で学び続ける組織に変わった小金井三小の軌跡」について書評的なブログを書いたのですが、ちょうど本を書かれた村上聡恵先生、岩瀬直樹先生に別件でお話しする機会があり、本についてのお話も伺ってしまったので、インタビューとして掲載します。(本をまだ読まれていない方は、ブログで流れを把握することをお勧めします)

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非常時のリーダーシップとは? 激変時代の学校経営・学級経営とは?

 

藤原さとです。

 

新型コロナウイルスの感染拡大が大変なことになっています。本日、東京など7都府県を対象に「緊急事態宣言」が出されました。他の事業者も同じでしょうが、私たちもオンライン化できる研修をオンライン化する、運営はリモートで行う、残念ながらオンライン化できないものはキャンセルする、という対応に追われています。知人の医師は運営する在宅医療のクリニックで診療を続けるために、防護服の代わりにレインコートやシャワーキャップを買い込んで着脱の練習をスタッフとしています。フリーランスの友人も明日の生活を心配しているし、アメリカの友人も皆家にいるので、時差を気にせずオンラインで話せるようになりましたが、株価や原油価格の暴落の中でレイオフの恐怖で涙ぐんでいる友人、夫の仕事が定まらず、子どもが手術を要する病気なのに病院に連れて行くこともできない友人がいて、自己責任社会の恐ろしさを腹の底から感じます。医療にかかわらず、行政や食料・日用品の製造販売、交通機関などライフラインに関わる仕事をされている人には本当に頭が上がりません。

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“フツウ”ってなに?〜道徳の教科化から考える社会の不寛容と不自由に対する考察


藤原さとです。


あっという間に年末になってしまいました。

私の方では、今年、今までやってきた探究学習をさらに深化させ、より良いものにしたいと考えており、SEL(社会性と情動の学習)のプログラム開発に関わリ始めました。来年から本格的にプログラムもスタートしますが、それに関連して、2年前に学習指導要領が改定され、教科化された学校現場における道徳について、先生方に色々話を聞いていました。成績評価の話もあり、少しまとめておこうと思います。

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教師の仕事は徹底した個への関心がないと成立しない 〜誰一人として見捨てない教育へ

 

藤原さとです。

さて、いつもお世話になっている軽井沢風越学園(設立準備中)の岩瀬直樹先生が今年共著で出された「インクルーシブ教育を通常学級で実践するってどういうこと?」という本。 読んでみたら、本当に良かった。岩瀬さんの本はいくつか拝読していますが、私、もしかしたらこれが一番好きかもしれないですね。ご紹介したいと思います。

 

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アメリカのホームスクーリングから考える学校の存在意義について(続編)

藤原さとです。

 

以前、アメリカのホームスクーリングについて書きました。(もう一年以上前ですね。)

https://kotaenonai.org/blog/satolog/1171/

 

その時のブログでホームスクーリングをしていたというAちゃんの話を冒頭にしましたが、その後Aちゃんはウチの娘ととても仲良くなり、夏は一緒にプールに行ったり、お泊りに行き来するようになりました。最近も毎週(!?)のようにプレイデートといって放課後に一緒に遊んでいます。

実は、Aちゃんは、2年生が終わった段階で、いろいろあって公立小学校を辞めて、またホームスクーリングを開始したのですが、交流が続いています。当然、子どもたちを遊ばせている間は、Aちゃんのお母さんとお茶と一緒に他愛のない話をしているので、なんでホームスクーリングを始めたのか、など色々知るところとなりました。

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発達障害等の子はどう過ごしている?アメリカ公立校の特別支援教育の現場

 

藤原さとです。

5月21日にNHKスペシャルで、「発達障害~解明される未知の世界」が放送されました。ご覧になった方、いらっしゃったでしょうか。アメリカにいるので、見れないと思ったのですが、Youtubeで検索してみたら、(いいことかわかりませんが、、)見ることができました。

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授業成功のポイントは徹底的な個別化~アメリカ公立小学校の先生のインタビュー

 

藤原さとです。

今年の1月から地元のカレッジで教職課程にあたる授業を2コマとっていました。一つは教師になりたい人が初めに取る「Introduction to the Teaching Profession」というもので、もう一つが、クラスにおける特別支援教育(発達障害等を含む)や人種・ジェンダーなどの問題を扱う「Introduction to Special Populations」です。

2月には地元の公立小学校で、各授業16時間、合計32時間の授業観察(Observation)を行いました。やっと本学期が終わって少し解放されたので、両方の授業の振り返りもかねて、今後数回にわたって、学んだことを共有できたらと思います。アメリカネタが続きますが、お付き合いください。
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