【2021年10月〜2022年3月】シンプルに深く学ぶカリキュラムデザインを探究する「カリキュラム工作室」
カリキュラム・マネジメントと聞くと、それだけで「やらなければならないことだらけ」「負担が増える」というイメージはないでしょうか? 今、世界的に教師が努力すればするほど学習内容が増えてしまうという問題が世界中で起きており、カリキュラムオーバーロードと言われています。さまざまなコンピテンシーを身につけさせてあげたいと思うがあまり、逆に「詰めこみ」になってしまうのです。しかし、こうした負荷の大きいカリキュラムは教師にとって負担なばかりではなく、生徒にとっても学びが薄く、効果の低いものになってしまう可能性があります。
「カリキュラム工作室」(オンライン講座)では、概念や学習材に基づく探究とカリキュラム研究の基礎的・応用的な仕組みを学び、学習内容を構造化するスキルを身につけます。そして「学び」の意味を問い続けることで、児童・生徒・教員の負担を減らしながらも真に意味のある探究カリキュラムを作っていきます。
具体的にはたった一つの「概念」を主軸に置くことで、授業をスリム化していきます。そうすることで、一人ひとりの児童生徒、教員が持っている異なるコンピテンシーがある概念を中心に互いに紐づいていく学びのプロセスを生み出すことができます。人は一人ひとり違う個性的な人間です。そうした個性と多様性を認め、できることもできないこともあっていい学び・評価を容易にします。
また、一条校としてカリキュラムデザインを行う場合、学校教育施行規則などのカリキュラムの前提を尊重しつつ、学習指導要領を柔軟に引き算的に使うことは必須です。「教科書」を基準に考えるとデザインは難しく感じますが、学習指導要領を有効に使うことが実は負担のないカリキュラムと明確な評価の近道となります。
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