吉田松陰から“教育”について考える〜私たちの教育のルーツを辿る(3)
山口教育フォーラムにて、お話しする機会をいただきました。テーマは「教育の潮目」。バックラウンドがバラバラであっても今教育に関わっている四人がそれぞれ今思う「潮目」について話し合う、というもの。たとえば、都内区立中学の諸戸先生はGIGAスクールの推進によるICTの導入が教育の潮目、と言いました。また東京都小金井市教育長の大隈先生は、「主体的・対話的で深い学び」ならぬ「主体的・協働的な崖登り体験」を提唱しました。軽井沢風越学園理事長の本城さんは、昨年スタートした学校での新しい取り組みを紹介しました。さて、みなさんは今、「学びの潮目」はきていると思いますか?
一方で、日本が過去に経験した「潮目」としては「明治維新」を挙げる人が多いのではないかと思います。そして、山口県といえば、萩の私塾「松下村塾」を起点に多くの幕末の志士たちを精神的に指導した吉田松陰を思い出す人も多いのではないでしょうか。松陰は29歳という若さで亡くなりますが、松下村塾でたった二年余りの間に高杉晋作、久坂玄瑞、明治新政府で活躍した伊藤博文、山縣有朋らを育てます。松下村塾の塾生名簿はないのですが、八十名、九十名くらいいたのではないかと言われています。どんな人だったのか、ちょっと気になり、今回吉田松陰について少し色々読んだので、備忘録として残しておきたいと思います。
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