能登被災地レポートを掲載しましたー地域とともにある学校を考える

5月中旬、能登の被災地を訪れました。

4人の方にお話をお伺いし、震災直後から、お会いするまでのエピソードを日付もふくめて、それぞれ記述しました※。日常はまだ戻ってきてはいませんが、嵐のように厳しく苦しい時期を経て、張り詰めていた気持ちが微かに緩み、少し口にすることができた、そんな瞬間の言葉です。ぜひお読みください。

※4人の方のうちお一人のエピソードは事情があって掲載できなかったのですが、案内してれた珠洲市役所の杉盛さんとのやりとりを冒頭に掲載しています。

 

地域とともにある教育(1)ー能登被災地訪問

 

サーフライダーファウンデーションジャパンに10月のFOX Projectの辻堂キャンプの様子を寄稿しました

 

サーフライダーファウンデーションジャパンに10月のFOX Projectの辻堂キャンプの様子を寄稿しました。
ご興味がございましたら、ぜひご覧ください。

https://www.surfrider.jp/column/8783/

(関連記事)FOX Projectの辻堂キャンププレスリリース→https://kotaenonai.org/news/new/12763/
      FOX Lab1期について→https://xtanqlcl.kotaenonai.org/news/2168/

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現象学からみる私(2)ーアイデンティティって何?

前回は、私たちの経験世界がどういうものなのか、世界ってなんだろう、というあたりから間主観性(intersubjectivity)まで私の経験から記述してみました。今回は、もう少し「私」ということに迫っていきたいと思います。

 

ところで今回の哲学登山の講義そのものでは直接扱わなかったのですが、副読本として紹介されていた田口茂著『現象学という思考』を年末に読んでみたらとにかく面白かった。まさに「現象学からみる私」、私のアイデンティティとはなんなのだろう、と考えさせられました。今回はこの本を中心に纏めていきたいと思います。「私」ってなんなのでしょう?「私の本質」なんて掴めるものなのでしょうか。

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現象学からみる私(1)ー「事象そのものへ」の子育て

教育に関する哲学書を輪読していく哲学登山というプログラムをやっていて、前回の「現象と人間」からもう半年経っているのですが、振り返りのブログが滞っておりました。色々読み直したり、新しく読んではいたのですが、少し読み進めてはほかの仕事が入りを繰り返してました。でも、年が明けてようやく少しまとまった時間がとれましたので、いつものように簡単にメモにしておきます。

 

なお、この登山では、フッサール『ブリタニカ草稿』、ハイデガー『存在と時間』、メルロ=ポンティ『知覚の現象学』の一部を読んでいったのですが、とにかく面白かった!私の経験に照らし合わせても、日常生活的にたしかにそうだと思い当たる部分がとても多く、且つ教育を色々考えるにあたってイメージが大きく膨らみました。まさに「うっわー!!」の連続。そもそも「観る」という営みは、教育においても「みとり」と言われるくらい大切なもの。自分のためのメモではありますが、私の拙いブログが、毎日の授業や子育ての参考になるようなものになっていたら嬉しいです。

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同じ空気を吸うためにーインクルーシブ教育を切り拓いたジュディス・ヒューマンの生き方から学ぶ

あけましておめでとうございます。

昨年は、スタートしたインクルーシブ教育のFOXプロジェクトの模索の年だったように思います。2021年2月に日本でも数例しかない遺伝性疾患を持ち、重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した、重症心身障害児(重心児)未來君のお父さんから連絡をいただき、重い障害がある子の保護者の方たちとお話をするようになったことがプロジェクトのきっかけでした。その後、寝たきりで医療的ケアが必要な双子のゆうすけくんとまさきくんのお母さん、広汎性発達障害(自閉的傾向)でこだわりが強く、言葉では細かな感情などのコミュニケーションを取るのが難しいRay君のお母さんたちも一緒に、プロジェクトを進めています。

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FOXメンバー合宿してきました!(軽井沢風越学園・ほっちのロッヂ訪問)

今年の夏はとても暑かったですが、だんだん肌寒くなってきました。暑かったことを忘れてしまいそうですね。

 

さて、こたえのない学校では、昨年よりFOXプロジェクトというインクルーシブ教育のプロジェクトをはじめました。重度の障がいを抱える子の親がコアメンバーとして参画していて、住んでいる地域もバラバラなので、いつもはZoomで雑談をしています。でもさすがにみんなで集まって、時間を気にせずに存分に話したいね!とのことで、10月10〜12日、2泊3日で合宿をしてきました。場所は軽井沢!

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障がいがあっても「たのしさ」で繋がる共生社会へ −エグモント・ホイスコーレン訪問

8月中旬にデンマークに行ってきました。千葉で里山をコモンズ(共有財産)として、コミュニティづくりをしている人たちが企画した旅に便乗し、ユネスコ世界遺産を目指すレス島の海藻茅葺の家やエコビレッジなども見に行ったのですが、私自身の主目的は、昨年スタートしたインクルーシブ教育推進のFOXプロジェクトに絡めて、誰もが「ノーマル」に生きることができる共生社会を実現するという、ノーマライゼーションの発祥の地デンマークのインクルーシブ教育・社会の現状の視察。行ってきたのは以下の2箇所です。

 

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つまり「概念」ってなに?〜ヴィゴツキーに学ぶこと

私が教育活動について入れ込むようになったきっかけは、「概念型カリキュラム(concept-based-curriculum)」との出会いでした。今中学校3年生の娘は当時まだ保育園生で、私は医療・ヘルスケアの仕事をしていました。娘の通う保育園の父母会長にひょんなことからなってしまい、地域の子どもたちと大人が一緒に楽しめるような場をつくることはできないかとリサーチしていたときに、国際バカロレアの初等教育プログラム(PYP)で採用されているリン・エリクソンの概念をベースとした探究の考え方を知ったのです。

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非暴力で平和を求めるとは?―ミャンマーで起きていること

先週、ミャンマー軍がクーデター後に設置した「国家統治評議会」はアウン・サン・スー・チー氏の率いるNLD=国民民主連盟の元議員らへの死刑を執行する方針を強調しました。ミャンマーでは、30年以上死刑は執行されたことがないとのこと。日本でも在日ミャンマー人の人たちによって抗議集会が開かれました。本当に恐ろしいことです。

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