4月15日(日)、ポラリスこどもキャリアスクール第7期「医療・科学技術」第一回を開催しました。
第7期のテーマは「医療・科学技術」。
大学病院や、研究機関等の一線で働くプロフェッショナルと一緒に、みんなの”今”から将来の「医療」「科学・技術」について想像をめぐらせ、身近なテーマを深く考えていきます。
今回より、第一回はチームビルディングをしっかりして、2回目からのディスカッションのベースをつくります。
今回ナビゲーターとして来てくださったのが寺中祥吾先生(通称:アンディさん)。
流通経済大学の先生(助教)で、アドベンチャー教育にずっと携わってきました。
今の大学では、スポーツ経験の中で身につけた力をどこでも応用できるように体験学習の研究をしています。
今回は、プロジェクトアドベンチャーという手法を使って、チームビルディングを進めます。
【アイスブレーキング】
まずはじめはアイスブレーキングから。
並び替えゲームや絵柄カードを使ったゲームで、名前を覚えながら知り合っていきます。
特別な工夫がされた絵柄カードに、興味津々。
名前を言い合ってから対戦!
ファシリテータースタッフたちも一緒に知り合っていきます。
カードゲームで驚異的な強さを発揮していたペア!
【ユニットチャレンジ①】
次は、ユニットチャレンジとして、新聞紙をちぎってできるだけ長くする競争をします。
どうやったら一番長くできるだろう?
チームで考えます。
一見簡単に見えますが、短時間で沢山のことを決めなければならないので頭が高速回転!
チャレンジは3回。1回あたりの制限時間は45秒。
次のチャレンジ前の話し合いや練習も真剣。
「最初に真ん中をちぎる」「折ってからちぎる」など、チームそれぞれのアイディアが出ていました。
3回目には1回目の数倍の長さに…!
【ユニットチャレンジ②】
最後にマシュマロリバーというワークを、みんなでやります。
これもチームビルディングとして重要なワークで、会社で働く大人たちが研修としてすることもあります。
実は、注意を聞いていないとよく分からないし、話し合って戦略を立て、みんなで協力していかないと前に進めない、難しいものです。
<ゲームの概要>
ここは川です。みんなは、この川を渡って向こう岸へ行かなければなりません。
川を渡るために使える道具は「マシュマロ」のみ。マシュマロは川に浮かべると「足場」になります。しかし、少しでも足が離れるとマシュマロは流れていってしまいます。
各チームに与えられるのは、自分たちの人数分プラス1コのマシュマロ。途中、誰か一人でも手や足が川に落ちたら、チーム全員でスタート地点に逆戻り!
向こう岸に渡って自分たちのカードを拾った後は、引き返してゴールの島を目指します。
オレンジのプレートが「マシュマロ」。
マシュマロがすぐ流れちゃうよー…!
慎重に慎重に…
息を合わせて、身体能力もフル発揮!
******
途中でアンディさんが声をかけて、話し合いタイムをとりました。
何が大事だと思う?
なるべく具体的な(目に見える形の)言葉にしてみよう!
******
みんなでの話し合い後、1チームはゴールの島に到着!
他のチームのことも気になります。
チームを越えてマシュマロを借りたり共有したりしながら、最後の最後まで粘ります。
ゲーム終了後、アイディさんからみんなに問いかけ。
「ここは、答えを自分(たち)で創っていく場だと僕は考えているんだけど。
『まず自分が楽しむ。そして、周りも楽しめるようにする。』
そのために、何を大事にしていこうか?」
書いたものをお互いに見てみよう。
これからのプログラムで大事にしていく、創っていく、自分(たち)のルール。
【振り返り】
今回は、今期4回のプログラムを通じて探究していくベースとなる、コミュニケーション力とコラボレーション力を高めていきました。
締めくくりは振り返りタイムです。
振り返りで使うルーブリックは、自分(たち)の状態を知るための地図のようなもの。
まずは、個人で振り返り。
グループファシリテーターが適宜声かけやヒアリングもします。
個人振り返りの内容を共有し合いながら、チームでも振り返り。
最後に、アンディさんから、お言葉をいただきました。
*****
今、楽しい気持ちや嬉しい気持ち、モヤモヤした気持ち、いろんな気持ちを感じているんじゃないかな、と思います。ぜひ、そうした気持ちを大事に、これからも過ごしてみて下さい。
僕は今日、全力で3時間過ごしました。
みんなも一生懸命に一緒に過ごしてくれて、嬉しかったです。
ありがとう!
*****
アンディさん、ありがとうございました!
【今回の子どもたちの振り返りシートより】
<子どもたち>
「何でも努力したら必ずできる」
「他の人のいいところを見て自分に取り入れたい」
「チームワークがとても重要」
「工夫して助け合い、お互いのやり方を出し合うとよいやり方が見つかった」
「話し合いが大切、みんながやりたいことを知り、それを実行するのがチームワーク」
「チームワークや協力がしっかりできなかった」
「まだできないことがある」
こたえのない学校HP
こたえのない学校ブログ
※こたえのない学校の主催する教育者向け年間プログラムです。
メルマガ希望・お問合せページ
https://kotaenonai.org/contact/
Facebook ページ
https://www.facebook.com/kotaenonai.org