【募集開始 2025年5月-11月】ウエルビィーングと社会性と情動の学習(SEL)を年間で学ぶSchools for Excellence(S4E)5期


組織(学級・学校)においてウェルビーイングを実現するにはどうしたらいいでしょうか?協働する探究を実現するためには、安全な心理的ベースが教師、そして生徒の中で育ち、お互いがお互いを信頼しながらより良く繋がっていく環境が必須です。

 

5期目となる今年のS4E(Schools for Excellence) では、社会性と情動の学習(SEL)をベースに、自分の声を深く聴き、よりよく自分を知っていく営みにおいてこそ、他者の声を深く聴くことが可能だという信念を引き続き大切に実践を行います。その声はポジティブなものばかりではなく、世の中の生きづらさのようなものも含みます。そうすることによって、多様性、教育的公正、包摂性を本質的に実現することが可能だと考えています。

 

方法としては、例年同様、対話、マインドフルネス、NVC、Forum、チームビルディング等を繰り返し実践し、自分のものとしていきます。LCL本科の卒業生も多く参加する大変満足度の高いプログラムです。

 

◆ こんな方におすすめです。
・多様な子どもたちの本当の声が聞きたい
・より包摂的な社会を教育を通じて創り上げたい
・「主体的・対話的で深い学び」に公正性を導入したい
・保護者や管理職などとのコミュニケーションを円滑にしたい
・静かでよいので、学校や社会に変革を起こしたい
人の怒りに触れても自分も感情のコントロールができるようにした

 

詳細・申し込みはこちらから (LCLとは違い、先着順となります)
https://xtanqlcl.kotaenonai.org/news/2631/

 

来期以降の本プログラムや、LCL関連の他のプログラム等にもご興味がある方は、ぜひコチラからメルマガにご登録くださいませ。告知等は、メルマガで先行してご案内しております。

こたえのない学校FacebookページX (旧ツイッター)でも、プログラムのご様子や代表藤原のブログ更新等のご案内を発信しております。

 

「子どもたちを性的搾取・犯罪被害から守るには?」を開催します

民間警備会社や、開発途上国のこども支援の国際NGO、日本国内の人身取引被害者支援の国内NPOを経て、風俗や売春などに従事する女性を孤立や性的搾取、犯罪被害から守る活動をされているNPO法人レスキュー・ハブの坂本さんにお話を伺います。

(さらに…)

リクルートマネジメントソリューションズ『RMS Message』 にインタビューが掲載されました。

リクルートマネジメントソリューションズ『RMS Message』 vol.77 (2025年2月)にインタビューが掲載されました。添付の4ページ目から見れます。

 

Message from TOP 社会を変えるリーダー

「社会的変革を促すために探究を探究する」

 

「政治も経済も社会も、世界はますます混迷の度を深めている。

かつてのような、誰もが分かる“正解”が見えにくい時代、

正解の提示と伝達に力を入れてきた学校教育も変わるべきではないだろうか。」

 

 

こちらよりご覧ください>

 

 

 

【2025年3月-12月】探究を探究するLearning Creators’ Lab(LCL本科)9期

探究学習の主要な理論に触れながらも、チームで決めた探究プロジェクトを共に開発・実施していく約8か月間の旅。9期生募集開始しました。

 

【プログラム概要】講師敬称略

3月探究の旅のスタート(藤原さと・寺中祥吾)
4月探究マインドセット(山内祐輔・学習デザイナー/LCLアルムナイ)
5月生活・総合学習(馬淵勝己・伊那市立伊那小学校研究助言者)
6月概念型カリキュラム・知識の探究(TOK)
(シャミ・ダッタ・岡山理科大学教育学部教授
秋吉梨恵子・CBCI公認トレーナー/栢野祐介・英数学館)
6月米国PBL(ジョン・サントス/High Tech High教諭)
7月合宿(檜原村でキャンプ)Feel度Walk/チーム組成
8月つくる・プロジェクト
9月プロジェクト中間進捗報告
10月プロジェクトチューニング(LCLアルムナイ)
10月子ども哲学(河野哲也・立教大学教授/稲原美苗・神戸大学大学院准教授)
12月最終発表
※こたえのない学校藤原さとは毎回出席します。
※価格帯は昨年と同等です(合宿費が別ではなく参加費に含まれます)

 

こんな方におすすめです

● 良質な探究学習を学校や教育機関で実践したい
● 探究学習の主要な理論と実践を一線の実践者から学びたい
● 学校内外で教育に携わっている人たちと一緒に何かをしたい
● 生涯において信頼できる仲間とメンターを見つけたい
● 教育者としての自分を振り返り、自分らしい実践をしたい

 

詳細はこちらから
https://xtanqlcl.kotaenonai.org/news/2569/

 

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こたえのない学校Facebookページでも、プログラムのご様子や代表藤原のブログ更新等のご案内を発信しております。

「わたし」ってなんだろう(4)〜ジュディス・バトラーから学ぶジェンダー

(本ブログは、哲学登山をきっかけに読んだ本の振り返りとなります)

今年の夏、デンマークに行ったとき、オーフスという街にあるジェンダー・ミュージアムを訪れました。本当に行ってよかった。(上の写真はミュージアム内にある多様な性を示したポスターです)

 

常設展(Gender Blender)では、ジェンダーに関する歴史・研究・議論を追いながら、認識を高めるための工夫がされていて、そこには働くことや、ユーモア、身体、品性、政治、アクティビズム、芸術などの観点からさまざまな展示がされていました。1970年代のラディカルフェミニズム[1]の一つ、レッド・ストッキング運動については個別の展示室があります。

(さらに…)

毎日新聞連載「24色のペン」でインタビューが掲載されました。

毎日新聞の取材を受けました。

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「はて?」と言える子どもを育てるのに大切なこと=大沢瑞季

探究学習を普及させるため教育者への研修を実施している一般社団法人「こたえのない学校」代表理事の藤原さとさん。現代っ子が、探究する力を育むにはどうしたらいいのか。藤原さんの実践から学びたいと考え、取材した。

https://mainichi.jp/articles/20241023/k00/00m/040/133000c

「わたし」ってなんだろう?(3)ー フーコーから学ぶ「言説」

(本ブログは哲学登山の個人的な振り返りになります)

 

今年のオリンピックでは、体操の宮田笙子選手(19)が喫煙・飲酒が確認されたということで、五輪を辞退するというニュースがありました。「ルールだからいけない」という言い方も無くはありませんが、でもそもそもなぜ「未成年の喫煙はよくない」のでしょうか。

 

「教育言説」という言葉があります。たとえば、「子どもの喫煙はよくない」とか「体罰は必要だ」「いじめは根絶されなければならない」というような教育問題に関わるものから、「教育はこうあるべき」というようなものも入るかもしれません。これらの言葉は、一体だれがいつ決めて、なぜみんなそれを「正しい」と思い込むのでしょうか。
(さらに…)

「わたし」ってなんだろう(2)〜デリダから学ぶ「声」 

2021年の2月頃に重度の障がいがある子のお父さんからお声がけをいただいたことをきっかけに、いわゆる障害当事者家族といわれるお父さん・お母さんのお話を聞くようになりました。今は、FOX Projectといって、さまざまな活動もしています。そこで、当初より続けているのが、コアメンバーである坪内博美さん(医療的ケアの必要な重度心身障がいのある14歳の双子(ゆうすけ君・まさき君)の母)、橋場満枝さん(自閉傾向のある広汎性発達障がいの23歳のRay君の母)、あしたかせいこさん(重度知的障がいのある19歳のTaiki君の母)との井戸端会議。何度か一緒に旅行もしています。この2年ほどは毎月一回Zoomでおしゃべりしています。大体2時間から3時間程度喋りっぱなし。また日常的にSNSのグループでもやりとりしています。

(さらに…)