戦争と平和教育~日本は本当に反省しているのだろうか

藤原さとです。

先日、友人のフェイスブックで流れてきた本を読んだことをきっかけに、日本の戦後平和教育について考えたこと、考えてきたことについて少し書きとめておきたいと思います。

<満州と祖父―私は何も知らなかった>

読んだ本は「五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後」という日中戦争当時日本が満州国に設立した最高学府「建国大学」の卒業生たちを追ってインタビューをしたドキュメンタリーです。「建国大学」という名前は聞いたことがある人はほとんどいないかもしれませんが、下記のような学校です。本文から抜粋します。

(さらに…)

慶應大学の学生は小学校の時に何に夢中になっていたのか?~長谷部研究会を訪ねて~

 

こんにちは。藤原さとです。

 

帰国中、ご縁を頂き、慶應義塾大学環境情報学部(SFC)の長谷部葉子先生の研究会にゲストとしてお邪魔してきました。

アフリカ・コンゴでの小学校運営や離島「口永良部島」での教育プロジェクト、ヤングアメリカンズプロジェクトなど、さまざま教育領域でのリアルプロジェクトに取り組む長谷部葉子研究会。

教え子たちが「先生と出会った人は皆、人生という『大舞台』の主役になる」と言うように、授業では「自分のカタチ」について深く思考することが求められます。「SFCのビックママ」と呼ばれ、これまで多くの有望な若者を社会に送り出してきました。

そんな長谷部研究会の当日のテーマはなんと、ズバリ「教育を考える」!

自分が思い浮かべる教育とは?自分に影響を与えた教育とは? あなたの実現したい学校は? テンポよく、どんどん考えさせる授業。 その中で、「こたえのない学校」そして「答えのない問い」についてもみんなで考えるという場も作っていただき、本当に貴重な体験をさせて頂きました。

そのなかで、子供の頃の”遊び”がどれだけ重要で、それが大人になってからも生きてくるのかということを改めて認識しましたので、皆さんと共有したいと思います。

(さらに…)

アジアの人に対して、上から目線なのは、日本人だけ?

さとです。今週水曜日のクローズアップ現代、「アジア労働者争奪戦」を見て思ったことを書いてみます。

成長を続けるアジア各国で労働力不足が深刻化していて、東京オリンピックの特需が見込まれる日本も例外ではありません。そこで、日本がベトナムやミャンマーでの人材確保を進めているが、韓国や台湾のような良い条件を提示できず、苦戦しているとのこと。

(さらに…)

「こたえのない学校」設立の動機

はじめまして。藤原さとと申します。

私の小学校の時の夢は「先生になること」でした。私の母は今でこそ働いていますが、ずっと専業主婦をやっていたし、父は仕事で忙しく一週間顔をみないことも当たり前だったため、身近な仕事をする大人は駄菓子屋のおばちゃんやお医者さん、先生くらいしかなくて、並の想像力ではそのくらいしか思いつかなかったのかもしれません。

(さらに…)