「授業づくりネットワークVol.39」に座談会の記事が掲載されました

投稿日: カテゴリー: メディア掲載

 

上智大学教授の奈須正裕先生、かえつ有明中学・高等学校の田中理紗先生、聖ヨゼフ学園小学校の川本敦先生と代表の藤原が「探究を何のために使うのか」というテーマで巻頭座談会をいたしました。
ご興味がございましたら、ぜひご覧ください。

(さらに…)

公正・正義を教育のめがねで探究するその5:デューイ『民主主義と教育』そして総括

投稿日: カテゴリー: スタッフブログブログ藤原 さと

 

さて、「正義」のブログも5つ目、いよいよ最後になります。今回の「哲学登山」テーマは「正義」だったのですが、プログラムとしての目標は「民主的な教育を人々と正当に実践するための考え方を理解する」ことに置きました。つまり「民主的」ということを考えるためには、“自分なりの正義”の理解と感度を持つことが前提条件になる、ということです。でも、「正義」を今の現実社会の中でどのように実践していけばいいのか、ということを考えた場合にはどうしても、「民主主義」ということを考えなければならないし、さらには、「教育」に携わる私たちは、それを「教育」「学校」という文脈で考え続ける必要があります。そして、それを生涯にわたって考え続けたのが、ジョン・デューイです。

(さらに…)

公正・正義を教育のめがねで探究するその4:サンデルの共通善とアリストテレス

投稿日: カテゴリー: ブログ藤原 さと

前回、サンデルの本について書きました。ただ、なぜサンデルが共和制に美徳を感じているのか、またアリストテレスを思想の基礎に置いていることは多少わかっても、なぜあれだけリベラル批判をしているのかはわかりません。今回サンデルについてはいくつか読みましたが、圧倒的に面白かったのが、『民主政の不満』でした。この本は、アメリカの建国以来の憲法の判例や政治家の発言をたどりながら、建国当初に大事であった共和主義がいかに衰退し、次第に(彼の批判する)リベラリズムに陥ったのかということについて記述されています。ここから、コミュニタリアンがどのように「善」を考え、「リベラル」を批判しているのかの思想の一端を見ることができるような気がします。また、コミュニタリアニズムの理解のためには、ある程度アリストテレスの理解が必要となってくるため、倫理学としての主著にあたる『ニコマコス倫理学』についてもまとめておきたいと思います。

(さらに…)

公正・正義を教育のめがねで探究するその3:サンデルのメリトクラシー批判

投稿日: カテゴリー: ブログ藤原 さと

 

さて、本テーマのブログその1の冒頭に紹介したマイケル・サンデルですが、前回に紹介したロールズの批判者として有名です。1980年代から1990年代にかけて、いわゆる「リベラルーコミュニタリアン論争」がありました。コミュニタリアンは、ロールズの「リベラリズム」では、人びとの「善い生」を可能にする正義は構想できないと批判しました。そしてコミュニタリアンの代表的論客の一人がマイケル・サンデル、ということになります。サンデルといえば、NHKの「ハーバード白熱教室」でご存知の方も多いでしょう。『これからの「正義」の話をしようーいまを生き延びるための哲学』もベストセラーになりました。

(さらに…)

公正・正義を教育のめがねで探究するその2:ロールズ「コーポラティブベンチャー」を教育に応用する

投稿日: カテゴリー: ブログ藤原 さと

 

前回は「正義」についてプラトンを中心に考えました。今回は、二十世紀最大の政治哲学者と言っても過言ではないジョン・ロールズの思想について「学校」のメタファーを使って考えていきたいと思います。プラトンは「正義」が何かについて非常に明快な示唆を与えました。でも、「どうやったら正義を実現できるのか?」については、複雑な現代に生きる私たちが具体的にすぐ行動を起こせるような、誰にでもわかるような方法(How)を指し示すことはありませんでした。

 

だって、さまざまな欲求を持ち、さまざまな個性・技能・卓越を持つわたしたちが全て幸福になれる世界なんてどうやったら実現するのでしょう?私たちは「家族」内や「職場」内ですら、お互いの価値を認め、いつもハッピーに暮らせるとは限りません。どんなに近しい人であっても、全く同じ主義主張を持つことはありえません。さまざまな考え方を持つ私たちが調和し、一緒に生きていくために、どうしていかなければならないのでしょう。ロールズは、そんなことを『正義論』で考えました。[i]

(さらに…)

公正・正義を教育のめがねで探究するその1:プラトンと正義の歴史

投稿日: カテゴリー: ブログ藤原 さと

4月にマイケル・サンデルの『実力も運のうち−能力主義は正義か?』という本が出版されました。マイケル・サンデルといえば、NHKの「ハーバード白熱教室」や『これからの正義の話をしよう』などの本で知っている方も多いと思いますが、思想的系譜としては「正義論」の中でも、コミュニタリアニズム(共同体主義)の代表的論者となります。

 

ところで、前回の哲学登山のテーマは「正義」。「正義」という言葉は、日本語では「正義の味方」など、道徳の匂いが強かったり、ときには「融通がきかない」「自己満足」「ええかっこしい」というマイナスのニュアンスを持つこともあります。みなさん、「正義」というと何をイメージするでしょうか。

(さらに…)

【2021年6月-2021年9月】教育を探究する哲学登山コースVol.5「発達と学習」

投稿日: カテゴリー: プログラム情報

哲学することは、難しい?

哲学書、専門書を読むことを「登山」になぞらえて、「おすすめの登り方」を紹介しつつ、「みんなの登ってみた体験」を共有する「哲学登山」。

Learning Creator’s Labでも、「探究する学び」というものの考え方には哲学的な背景と系譜があるためそれを踏まえてプログラムづくりをしてきましたが、引き続きその「哲学」部分を、一人ひとり個別的に深めつつ、協同的に深めていくことをしていきたいと思います。

「わからないは、おもしろい」

“哲学の山の登山は険しいものでもあるけれども、多くの人に開かれた楽しみです。色々な山ごとに案内人を務める研究者たちの本と合わせて読むと一人では見渡せなかった風景がより見えてくるもの。”

哲学書、専門書を噛み砕くのでもなく、わかりやすく伝えるのでもなく、わからないところはわからないと伝えられる場の中で、桐田シェルパが哲学的な思考の旅路をガイドしてくれます。

今まで何度か哲学書や専門書にチャレンジしたけど挫折した人、読むことはそんなに好きではないけれど、考えることが好きな人。学校現場などで何か考えるモノサシのようなものがあったらいいのになぁ、と思う人。

はじめに登った「自由の山」、次に登った「探究の山」「自然の山」「民主主義と正義の山」に続き、「発達と学習の山」を今回登ります。イントロダクトリーなオンラインコースです。ぜひ一緒に登山をしましょう!

(さらに…)

「子どもの生きる力を伸ばす ~「問う力」を育むワークショップセミナー~」でお話させていただきします

投稿日: カテゴリー: プレスリリース・ニュース

 

6月5日に開催される「子どもの生きる力を伸ばす ~「問う力」を育むワークショップセミナー~」で代表の藤原がお話させていただきます。ご興味がございましたら、ぜひご参加ください。

(さらに…)