スクラッチを通じたプログラミングで学ぶ目的は論理的思考力ではない〜MIT Media Lab村井裕実子さん、青山学院大学阿部和広先生インタビュー

 

100以上の言語に翻訳されており、4,500万人を超えるユーザーが参加するプログラミングツールでありコミュニティでもある「Scratch(スクラッチ)」。2019年8月、このサービスを開発したマサチューセッツ工科大学 MIT Media Labのメンバーが来日し、関連法人で教員向け研修※を実施しました。(研修の様子はこちらから)

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子どもと本を読むということ 〜10年の読書記録

 

藤原さとです。

 

娘は今小学校6年生。今まで現役すぎて自身の子育てについてほとんど書けなかったのですが、10歳を超えたあたりから自分の時間を持つようになった娘を前に急速に「子育てが終わった感」が出てきました。そして、少しずつ振り返ることができるようになってきました。

 

今日はその中でも、娘と一緒にこの十年読んできた読書メモを中心に、「子どもと本を読む」ということについて書いてみたいと思います。

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教師の仕事は徹底した個への関心がないと成立しない 〜誰一人として見捨てない教育へ

 

藤原さとです。

さて、いつもお世話になっている軽井沢風越学園(設立準備中)の岩瀬直樹先生が今年共著で出された「インクルーシブ教育を通常学級で実践するってどういうこと?」という本。 読んでみたら、本当に良かった。岩瀬さんの本はいくつか拝読していますが、私、もしかしたらこれが一番好きかもしれないですね。ご紹介したいと思います。

 

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Learn X Creation をスタートします

 

Future Edu Tokyo (代表:竹村詠美)、一般社団法人こたえのない学校(代表理事:藤原さと)と結成した SOLLA (Self-organized lifelong learning alliance) コンソーシアムは経済産業省『「未来の教室」実証事業(平成 29 年度補正学びと社会の連携促進事業(「未来の教室」学びの場創出事業))』の事業者に採択され、第一弾プロジェクトとして、国内の教育実践の環境に合わせ最適化された STEAM/PBL の開発・実証を行いました。

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なぜ絵を描きますか?〜クリエイションと自己発見について

藤原さとです。

先日、埼玉大学の小澤基弘先生(教育学部芸術講座 美術分野教授)の研究室にお伺いし、授業を見せていただく機会がありました。先生の「絵画の制作―自己発見の旅」という本を読んだことがきっかけだったのですが、そこにまさに私が「描く」ならぬ「書く」理由があり、どんな授業をされているのかぜひ見てみたかったのです。

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子どもたちが「自由」に生きるためにはどうしたら良いのか?


藤原さとです。

最近ある学校における「自由」について考えることがあり、このテーマで人と話すこともあるので、少し読書をしていました。

本は手元にあるものでなんとなく選んだのですが、エーリッヒ・フロム「自由からの逃走」、ハンナ・アーレント「過去と未来の間(第4章自由とは何か)」です。この二つを読んでしまうと、フランクルの「夜と霧」も読みたくなってしまうので、さらっと再読。気がついてみると全員同時代のユダヤ人。その中でフロムとアーレントはナチスを逃れて第二次大戦時にアメリカに渡り、フランクルはアウシュビッツに送られた後、収容所を生き抜きます。究極の「自由の阻害」を経験した彼らは「自由」をどう捉えたのか。

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【2019年7月】世界の課題を子どもたちが解決するワールドピースゲーム対象:小学4年~中学1年生対象

 

アメリカ人教師のジョン・ハンターによって開発されたワールドピースゲーム。2019年7月中、5日間の集中ゲームで子ども達が世界の課題解決に挑戦していきます。

ワールドピースゲームでは、「子ども達が主体的に活動する」「子ども達の創造力を信じて委ねる」「子ども達が答えがないような困難な課題に向き合う時間を大切にする」ことが最も尊重されます。固定観念に縛られず、子ども達が自分の頭で考え、自由な発想で課題解決に取り組んでいきます。

このたび、一般社団法人こたえのない学校での二度目の開催の運びとなりました。ぜひ参加をご検討ください。

※前回(2017年12月開催)のワールドピースゲーム参加者の中には、その後、国際平和スピーチコンテストでその経験を発表し、最優秀賞である市長賞を受賞したお子さんもいらっしゃいました。2018年10月にニューヨークの国連本部やUNICEF本部などへ派遣され、「よこはま子どもピースメッセージ」を国連事務総長などにお渡ししてきたとのこと。経験を一つ一つ大事にする姿勢が次のアクションや結果を生むのだと、参加者のお子さんたちから学ばせていただいています。
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http://bit.do/news20180813

 

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子どもの心を育てるとは?


藤原さとです。

先月、マインドフルネスを初体験(!?)しました。教えてくださったのは、チベット仏教の僧侶であり、医師でもあるDr. バリー・カーズィン。ダライ・ラマ法王第14世から比丘の戒を受け、医師としても現在も法王を始めとする高僧の方々の医療的ケアを行っているそうです。

正直今までマインドフルネスという言葉にあまりピンと来ておらず、食わず嫌いだったのですが、Dr. バリー・カーズィンのプログラムは昨年から受けてみたいと思って、タイミングを見ていました。ここで教えていただいた「慈悲の瞑想」から学ぶことがとても多く、書き留めておきたいと思います。

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