「CoReCa」掲載されました。「大人が学び手となって探究する-Learning Creator’s Lab」

公益財団法人国際文化フォーラム様の年間誌「CoReCa」に寄稿させていただきました。今年の特集は「多様な学びのカタチ」とのことで、当法人からはLearning Creator’s Labについて「大人が学び手となって探究する」という題名で書かせていただきました。

本特集では、軽井沢風越学園岩瀬直樹先生、Curio Schoolの西山恵太さんも寄稿されております。下記より是非ご確認ください。

http://www.tjf.or.jp/jp/information/2018/12/p1-12_tokushu.pdf

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【探究と探究でないものを分かつものは?~這いまわる経験主義に陥らないための考察と整理】

 

藤原さとです。

 

このたび、経産省の「未来の教室」事業で、米国サンディエゴをベースとし、教育ドキュメンタリー映画 “Most Likely to Succeed”の舞台 とともなっている世界有数のプロジェクト型学習(以下PBL)校、High Tech High (HTH)の教員研修プログラムを日本に招聘することになりました。今、日本の教育文脈に合わせたプログラムのローカライズと研修実施に向けて準備しています。

ところで、PBLというと「探究学習」のカテゴリーだ、と思われる方は多いと思うのですが、では「探究とは何か?」、「なぜPBLは探究と言えるのか?」さらには「探究と探究でないものはどう分けられるのか?」となると意外と答えにくかったりします。

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「最高の授業」スパイダー討論提唱者 Alexis Wiggins先生にお会いしてきました。-チームのパフォーマンスを最大にするディスカッションとは?

 

藤原さとです。

この夏に色々な人から「スパイダー討論」をいう言葉を耳にするようになり読んだ「最高の授業-The Best Class You Never Taught」。先日John Cooper Schoolで英語学科の学科長であり、この本の著者であるAlexis Wiggins先生にお会いする機会があり、お話しを伺ってきました。(実は、John Cooper Schoolは私がアメリカに2017年まで住んでいたThe Woodlands、なんと当時の自宅から徒歩10分くらいのところにあります。本を買って読んで、著者プロフィールを見て驚きました。そんなこともあって、High Tech Highの研修参加でサンディエゴに行ったついでに、Woodlandsを訪れ、ついでにお会いしてきました。John Cooper Schoolは地元でも評判の私学です。)

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Mistoetoe株式会社、Future Edu Tokyoと共にSOLLA結成 経産省「未来の教室」実証事業に採択

 

一般社団法人こたえのない学校は、このたびMistletoe株式会社※(ファウンダー:孫 泰蔵)、FutureEdu Tokyo(代表: 竹村 詠美)とコンソーシアム(SOLLA⦅Self-organized Lifelong Learning Alliance⦆)を結成し、その一員として経済産業省『「未来の教室」実証事業(平成29年度補正学びと社会の連携促進事業(「未来の教室」学びの場創出事業))』の事業者に採択されました。

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~発明をストーリーとして多くの人に届けたい~ 播磨さんインタビュー

 

今年秋、ポラリスこどもキャリアスクール8期「発明と特許申請に挑戦する3か月!ーまだ存在しない「はじめて」を創り出そう!」のナビゲーターとなっていただく、播磨里江子先生にインタビューしました。

「発明」は発明家のアイディアだけで、世の中に広まってみんなの役に立つようなものにはなりません。そこには、縁の下の力持ちのようにして、発明のアイディアを具体なものにして、特許という形でその権利を保護する「弁理士」というお仕事があります。今回弁理士の播磨さんに「発明」「特許」のお仕事、そしてその面白さについて聞きました。

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評価を学びに生かすたった一つの方法~成績をハックする

 

藤原さとです。

こたえのない学校では、小学生向けのプログラムのほかに教育者向けにLearning Creator’s Lab(LCL)というものを運営していまして、公立・私立の小中高の先生たちや、教育事業経営者、大手民間教育事業に携わる民間教育者、人材開発に関わる一般企業勤務の企業人や地域活動家が集まって約半年強、自分たちでチームを組んで探究プロジェクトを創って実施するということをしています。

そんな中で自主勉強会みたいなものを作る先生もいて、LCL1期生の小学校の先生2人が立ち上げた定期的なオンライン読書会に私も時々参加しています。いつもブログにしようと思うくらい面白いのですが、今回、私の気づきもあったので、シェアしようと思います。

当日、みんなで読んだのはスター・サックシュタインの「成績をハックする」。この日は、現役小学校教師2名、元現役小学校教師1名、学校外2名の組み合わせ。一人はオランダに在住しています。

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【2018年11月〜】発明×探究:発明する小学生集まれ!ー特許申請に挑戦する3か月。「はじめて」を創り出そう!

小学生3・4・5・6年生対象(2018年4月時点)。11月~1月の毎月一回、日曜日午後の3時間、全9時間。業界の一線で活躍するプロフェッショナルと触れ合いながら子どもたちが社会で活躍するときに必要な“思考と態度”を育む「ポラリスこどもキャリアスクール」第8期を開催します。

第8期のテーマは「発明」。今回の講師の播磨先生は、「発明」はそれぞれの「工夫」でまだ存在しない「はじめて」を創り出すことだと言います。前回大人気だった発明授業を拡大し、「発明」が「特許」になるまでの申請プロセスを実際に体感し、アイディア創生からプロトタイピング、企画書の作成までを実際にチームで行います。個人で発明したい場合は、チームに所属しながらチームでの発明と並行して、自分の発明を提案することが可能です。

発表された企画はAI Samuraiという人工知能が特許性を評価し、特許性が高いチームと個人は実際の特許申請にチャレンジできます!

※理科・算数などの知識は問いません。初心者や女の子でも楽しめるプログラムとなっています。奮ってご参加ください。(低学年のお子さんの場合は発明に興味があるか確認をお願いします。)

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戦争と平和教育~日本は本当に反省しているのだろうか

藤原さとです。

先日、友人のフェイスブックで流れてきた本を読んだことをきっかけに、日本の戦後平和教育について考えたこと、考えてきたことについて少し書きとめておきたいと思います。

<満州と祖父―私は何も知らなかった>

読んだ本は「五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後」という日中戦争当時日本が満州国に設立した最高学府「建国大学」の卒業生たちを追ってインタビューをしたドキュメンタリーです。「建国大学」という名前は聞いたことがある人はほとんどいないかもしれませんが、下記のような学校です。本文から抜粋します。

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【開催報告】ミクロの世界・原子の世界を探究しよう!〜ポラリスこどもキャリアスクール7期

7月15日(日)、ポラリスこどもキャリアスクール第7期「医療・科学技術」第四回(最終回)を開催しました。

今回のテーマはミクロの世界。ナビゲーターは、東京工業大学理学院物理学系助教の山崎詩郎先生です。
山崎先生曰く、とても小さなミクロ世界を研究することで、私たちが普段見たり触れたりしている世界のことも、もっと大きな宇宙サイズで起こっていることもより深く知ることができるとのこと。
プログラム中お話いただいた、山崎先生が科学者になったきっかけやどういう科学者になりたいかなど含めて、以下ご報告します!

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