home > Blog > 藤原 さと > こどもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?(1)

さとです。

赤ちゃんの時はかわいいかわいいで済んでいた子育ても、学校に入るころには、だんだん「しなければいけないこと」が増えてきて、成績が出てくるようになれば親もどうしてもそれに振り回されます。おおらか育児をめざしていたはずが、気がつけば目が三角になっていることも。。

子どもは子どもで、何も言わなくてもどんどん勉強する子はごく一部。たいていの子は勉強より遊んでいる方が好きなものです。こうした子どもに対してのアプローチは以下の3つです。

1)子ども自身が勉強をする理由を納得できるようにガイドする。

2)とにかく勉強させる (勉強したら報酬・・もこのカテゴリー)

3)まず本人の自主性を信じて、本人がやりたいようにさせる

このうち3)はサドベリー教育※などもあって、これで本当に能力が伸びていけば、ある種の理想形です。2)も部分的には有効かもしれません。でもいずれにしても、少なくとも親は「こどもが勉強する理由」についてきちんと考えて、明確なスタンスを持っていないと結局子どもと学校に振り回されることになります。

過去の高度成長期は思考停止で「勉強しなさいったらしなさい!!!」ととにかくさせて、子どもはいやいや勉強してでも、しなかったよりメリットのある人生が送れたかもしれません。でも、これからは、いやいや勉強した中途半端な知識と、いやだと言われることを黙々とこなせる自主性のない真面目さでは、大人になったとき、精神的にはもちろんのこと金銭的にも豊かな生活は送れなさそうなことは明白でしょう。

さて、では人は何のために勉強するのか・・・。

参考本として、このブログのタイトルでもある「子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?」という本がありますので、ご紹介します。ここでは、養老孟司、茂木健一郎、藤原和博、福岡伸一、坂東眞理子、瀬戸内寂聴、内田樹、荒俣宏(敬称略)とう錚々たる方たちがこの問いに対して答えています。

回答者の方々がそもそも知的好奇心が極めて高く能力もずばぬけており、それに立脚した知的職業で成功しているところに多少のバイアスは感じますが、一線の方たちの教育に対する考えを垣間見ることができます。まずはこの問いに対する自分なりの考えを纏めるにための良書だと思います。次回は私なりの考えを書いてみたいと思います。

※サドベリー教育

アメリカボストンで1968年に開校したサドベリーバレースクール(Sudbury Valley School)をはじまりとし、同じ理念のスクールが世界各国に存在。チャイムも時間割もなく、自分の意思で自分の好きなことをやりきることにより、自分のやりたいことや必要なことを見つけ出す。From the beginning of their enrollment, no matter what their age, students are given the freedom to use their time as they wish, and the responsibility for designing their path to adulthood.(ボストンSudbury Valley School HPより)

藤原 さと