「不確実な時代における、AIと共に生きる“よい”学び | IID Innovators File vol.20」で松田雄馬さんと対談します

 

312日に開催されるIID 世田谷ものづくり学校主催の「不確実な時代における、AIと共に生きる“よい”学び | IID Innovators File vol.20」でポラリスプログラムのゲスト講師としてお越しいただいた松田雄馬さんと代表の藤原が対談することとなりました。

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吉田松陰から“教育”について考える〜私たちの教育のルーツを辿る(3)

山口教育フォーラムにて、お話しする機会をいただきました。テーマは「教育の潮目」。バックラウンドがバラバラであっても今教育に関わっている四人がそれぞれ今思う「潮目」について話し合う、というもの。たとえば、都内区立中学の諸戸先生はGIGAスクールの推進によるICTの導入が教育の潮目、と言いました。また東京都小金井市教育長の大隈先生は、「主体的・対話的で深い学び」ならぬ「主体的・協働的な崖登り体験」を提唱しました。軽井沢風越学園理事長の本城さんは、昨年スタートした学校での新しい取り組みを紹介しました。さて、みなさんは今、「学びの潮目」はきていると思いますか?

一方で、日本が過去に経験した「潮目」としては「明治維新」を挙げる人が多いのではないかと思います。そして、山口県といえば、萩の私塾「松下村塾」を起点に多くの幕末の志士たちを精神的に指導した吉田松陰を思い出す人も多いのではないでしょうか。松陰は29歳という若さで亡くなりますが、松下村塾でたった二年余りの間に高杉晋作、久坂玄瑞、明治新政府で活躍した伊藤博文、山縣有朋らを育てます。松下村塾の塾生名簿はないのですが、八十名、九十名くらいいたのではないかと言われています。どんな人だったのか、ちょっと気になり、今回吉田松陰について少し色々読んだので、備忘録として残しておきたいと思います。
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トットちゃんの学校「トモエ学園」の教育思想が今に伝えること〜私たちの教育のルーツを辿る(2)

立春が過ぎ、春らしい陽の光を感じるようになりました。私は、一日が長くなり、春の訪れを感じる二月がとても好きです。緊急事態宣言が再度発令され、思うままに色々なところに行くことは叶いませんが、家の周りを散歩してみたり、少し暖かくなった空気を吸ったりして過ごしたいと思います。

さて、前回のブログ「私たちの教育のルーツを辿る(1)大正自由教育のはじまり」を読んでくれた岡 佑夏さんから、以下のようなメッセージをもらいました。

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小林宗作先生が私の1番尊敬する教育者で、今でも先生の本を読むと涙が溢れてきます。

そんな私がハイテックハイに巡りあった幸運に感謝せずにはいられません。

いつの時代も、時代を動かしたのは情熱と愛であったのだろうと思います。大正明治の時代にこんなに熱く、日本の教育を変えようとした先輩方がいたことを思うと、負けていられないといつも勇気をもらいます。

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私たちの教育のルーツを辿る(1)大正自由教育のはじまり

新型コロナウイルスの感染者拡大が止まらず、気持ち的にも落ち着かない日々が続いています。

ちょっと前のブログから時間が空いてしまいました。12月に『探究する学びをつくる』という本を出しまして、その関係もあって、最近オンラインでお話しする機会が増えているのですが、今月の頭にドルトン東京学園の荒木貴之校長よりお声がけをいただき、“「探究」がある学校をつくる −大正自由教育のリバイバルとPBL−”というテーマでお話しさせていただきました。

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