『子どもの誇りに灯をともす』を読む会を開催いたします
『子どもの誇りに灯をともす』(英治出版)Vol.1 の読書会にはたくさんの皆様に学びや気づきを持ち帰っていただき、アクションプランを出していただくことができました。
この本を本当の意味で理解し、良い実践に繋げるために、この本の読み方をガイドする読書会を今回から Vol.2〜4として1章ずつ丁寧に読んでいく形といたしました。この読書会に参加することで、みなさんが読書会を今度は実施する側にまわれるように考えております。読書ガイドなどは引き続きお渡しいたします。
【2023年7月-9月】教育を探究する哲学登山コースVol.9「「自認とアイデンティティ」
哲学することは、難しい?
哲学書、専門書を読むことを「登山」になぞらえて、「おすすめの登り方」を紹介しつつ、「みんなの登ってみた体験」を共有する「哲学登山」。
Learning Creator’s Labでも、「探究する学び」というものの考え方には哲学的な背景と系譜があるためそれを踏まえてプログラムづくりをしてきましたが、引き続きその「哲学」部分を、一人ひとり個別的に深めつつ、協同的に深めていくことをしていきたいと思います。
「わからないことを、愉しむ。」
“知らないこと、わからないことに出会うたび、自分で想像を繰り広げていた子どもの頃のように、好奇心を持って問い続けること。自分の人生を生きていこうと、世界を巡り自分の個性との付き合い方を探る青年のように、人やものとの関わりのなかで自身のありようを問い続けて行くこと。
そんなふうに「哲学する」ことは、あらゆる世代の、あらゆる人に開かれた人生の「愉しみ」であり、「必需品」でもあります。
しかしながら、問いを持ち続け、哲学し続けることは、とても困難であるように感じられています。たとえるなら、足場が悪くすぐにも滑り落ちてしまいそうな山道を、持っていきたい多くの荷物を背負い、ひとり歩んでいくような難しさが、そこにはいつもあるように。
そんなときに、何千年もかけて、時代は違えど同じように困難な山道を進んできた人々の記した本と出会うと、まるで山道をともに歩んでくれる馬のように、その荷物を半分持ってくれる相棒のように感じられるのではないかと思うのです。”
哲学書、専門書を噛み砕くのでもなく、わかりやすく伝えるのでもなく、わからないところはわからないと伝えられる場の中で、桐田シェルパが哲学的な思考の旅路をガイドしてくれます。
今まで何度か哲学書や専門書にチャレンジしたけど挫折した人、読むことはそんなに好きではないけれど、考えることが好きな人。学校現場などで何か考えるモノサシのようなものがあったらいいのになぁ、と思う人。
2019年11月に登った「自由の山」、2020年に登った「探究の山」、「自然の山」、「民主主義と正義の山」、2021年に登った「発達と学習の山」、2022年に登った「現象と人間の山」、「アートと想像性の山」、2023年に登った「オルタナティブの山」につづき、「自認とアイデンティティの山」を今回登ります。イントロダクトリーなオンラインコースです。ぜひ一緒に登山をしましょう!
英治出版オンラインに『⼦どもの誇りに灯をともす』対談イベントレポートが掲載されました
NewsPicks Educationに『協働する探究のデザイン (藤原さと(著)/平凡社)』の書評が掲載されました
月刊先端教育2023年7月号にリレー連載が掲載されました
『協働する探究のデザイン』が平凡社から出版されました
2020年12月刊行の『探究する学びをつくる』に続き、2冊目の単著が出ました。今回の『協働する探究のデザイン』はこたえのない学校の活動がスタートしてからの10年を振り返ったものとなります。IB、イエナプラン、PBL、こども哲学、信州生活・総合学習、ジェネレーターなどさまざまな「探究する学び」に横たわる共通の構造や実践応用について考察しました。
「こたえのない授業」はどのようにつくればいいのでしょうか。探究する学びとはつまるところ未知のものに出会ったときに私たちがどのようにふるまい、向き合うかを学ぶことではないだろうか、そんなことを思いながら書きました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(藤原さと)
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『協働する探究のデザイン』(平凡社)
www.amazon.co.jp/dp/4582731112
リクルート2023年度キャリアガイダンスに寄稿しました
観光庁「これからの時代に求められる海外教育旅行」シンポジウムに登壇しました
代表の藤原さとが海外教育旅行に係る有識者ワーキンググループメンバーとして、これからの時代に求められる海外教育旅行のあり方についてプロジェクト型学習の側面からお話しいたしました。