home > Blog > 藤原 さと > 日本の強みと弱みを動的に考える

こんにちは。藤原さとです。

福島毅先生の、ブログ「教育のとびら」 (URL) で、先日日本人の強みと弱みについて書かれていたのが面白かったので、本日はそのことについて・・。

先生は日本人の強み・弱みの静的な分析をされたうえで、日本には可能性があるとされていましたので、今回私のほうでは、動的に日本の強みを考えてみました。

福島先生のブログで書かれているように、日本人は、おもてなし文化にはじまる利他的意識が強く、場や空気を読む力があるところは強みです。特に、宗教・民族などに排他的意識がなく、どの民族とも平等に仲良くやっていけるところは、指摘する方が少ないのですが、海外に出てみると、すごく大きな強みだと感じることが多いです。

一方で、日本人は歴史的な農耕民族で短期間の収穫サイクルから長期的視野、全体的視野を持ちにくかったり、自己の主張を論理的に相手に伝えるのが苦手だと書かれていますが、こういうものはフレームワークで乗り越えられる部分も大きいので、ご指摘の通り、ここは改善可能ですね。

さて、福島先生のおっしゃる通り、静的に考えても日本人のポテンシャルって高いと思うのですが、動的に考えてみても、国の持つエネルギーというものを考えたとき、今の日本は大きなポテンシャルがあるのじゃないかな、と感じています。なんというか、海外に出て、日本を見てみると、表面は灰色みたいで、なんだかぱっとしないのですが、地殻変動というか地面の下をちょっと掘ると、赤いマグマのようなものがドロドロしているように見えます。 ギラギラしている外向きのエネルギーではないのですが、内側に向いて貯めているチカラがあって、腰をかがめてジャンプする前の状態みたいに見えます。

ところで、経営者の方々をみても、大きな革新をされている人たちは少なからず幼少期に抱えた辛かった経験やコンプレックスが爆発的なパワーをおこして、それをビジネスという形で昇華させていることが多いように思います。例を出して恐縮だし、本人には怒られるかもしれませんが、孫さんやホリエモンさん等の多くの方に私はそのパワーを感じます。日本のアニメーションが世界中に影響力を持つのもそういった側面があるのではないかと思っています。そりゃ、美しい高邁な精神でなんでもできれば、いいですが、そうじゃないくて、「今にみてろ」的なネガティブな考えや経験もポジティブに昇華できるところが人間が人間である所以で、面白いところだと思うのです。それは国も同じことが言えるのではないでしょうか。

で、結局私が思うのは、日本がそのパワーを爆発させられるのか?、またそのパワーを良い方向性に爆発させられるのか?、です。たぶん、プスプスとマグマのままでは、そのまま黒く固まってしまいそうだし、爆発のさせ方を間違えると、「日本どうしちゃったの!?」と世界を困惑させるでしょう。

そして、パワーを良い方向に爆発させるには、やっぱり国としてのビジョンでしょうか。戦後は「アメリカのようになりたい」「豊かになりたい」というカラービジュアルでアリアリと描けるようなビジョンがありました。でも今、そういうものが無い、もしくは国民に伝わっていないところが問題だと思います。

経済成長率などの設定の前に、アメリカは「グローバルリーダーとなる」というビジョンがあります。これは、特に安全保障の側面ではドンキホーテ的なところも大いにあるし、細かくみると上手くいっていないところも多々あるのですが、、たぶんこうしたビジョンがあるので、Googleやら、FBやら、Appleのような企業が出てくるんじゃないでしょうか。

翻って日本はまだ、こうしたビジョン設定ができておらず、政府は未だ「アメリカのようになりたい(グローバルリーダーになりたい)」とぼんやりと慣性の法則で思っていないでしょうか。。それで本当に良いのか、それが実際可能なのか、本当に行きたいゴールなのか、そこを見直しつつ、自分たちのアイデンティティを再定義して、世界の動向をにらみつつ、自分たちのビジョンを定義していく・・という作業が圧倒的に欠けていると思っています。

福島先生がFBで書かれていたように、おもてなし文化(旅館やホテル、外国人に親切)、震災でのボランティアのような日本人の利他的なポテンシャルや、そういった方向性に進んでみたいという若い世代のエネルギーのようなものも一つの方向性かもしれませんし、そうでないのかもしれません。

いや、この日本のパワーをそのままにしてしまうのは、本当にもったいないです。マグマエネルギーを内側に向けて、鬱になっている場合ではありません!

と、今回大きくでてみました(笑)

日本にくすぶるパワーを爆発させるキーワード、みなさんどう思われますか?

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藤原 さと