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4月16日(日)、ポラリスこどもキャリアスクール5期「ART」、初回となる「なりたい役を演じるにはまず今の自分を知ろう!俳優の仕事とは?」を実施しました。

ポラリスナビゲーターは宝塚出身の俳優、植野葉子(うえのはこ)さんです。

➡先生のインタビューはこちらから。

 

今回は、植野さんの伝えたいメッセージ「自分をよく知ることでなりたい自分になれる」をセントラルアイディアとして、みんなが俳優養成所に入り、「なりたい自分で自分を自己紹介する」レッスンプログラムを行いました。

植野さんがおっしゃるには、俳優の仕事は、その役柄に100%なり切ってしまうのではなく、どこかで「自分」を使いながら演じてくとのこと。そのプロセスは「自分を知る」という探究の道そのものです。みんなも「演じる」ということを通じて「自分を知る」ということが出来るでしょうか? 下記、プログラムの詳細をお伝えします!

 

 

【プログラム紹介】

今回は、プログラムの前後で違いを感じてもらうために、最初の最初の自己紹介は、お父さん・お母さんにも見てもらいます。自分の席から立って、「なりたい自分」そしてどうしてそれになりたいかを発表していきます。

大工さん、ケーキ屋さん、作家、天体物理学者、小学校の先生、テニスプレーヤー、保母さん、生物学者、芸能人、歌手になりたい子も。

 

 

その後、いよいよプログラムスタートです!

さあ、まずは みんなで立って 深呼吸、目を閉じて鼻から吸って口から吐きます。ゆっくりいっぱい深呼吸。どんな気持ちか 葉子先生が一人一人にゆっくり静かに問いかけます。手先がもやもやする時は指先を動かしてみると良いらしい。眠い感じや怖い感じがするのも自分のことを知るために大事な事です。同じ場所で同じように深呼吸しても感じるものはそれぞれ違うのです。

(実際発表の後に、目をつむってもう一度深呼吸、「今日ここで初めて深呼吸をした時と何か違いがありますか?」と尋ねると、「怖くなくなった」「気持ちいい」等、初めはよく分からなかった自分の心に感じていることを、自分の言葉にして答え、しっかり自分を見つめて知ることができていることに気付きます。)

そして椅子を片づけて今度は歩く練習をします。まずはランダムに歩きます。人について行かず、なりたい自分を口にしながら歩いていきます。

次は形容詞を言いながら全員で歩いてみます。「楽しい」なら、スキップしながらとか。「強くて凛々しい」なのに、ちょっともじもじしていたり、なんだか恥ずかしかったりもします。凛々しいを体だけで、歩き方だけで表すって結構難しい。どうしたらそう見えるんだろう。

 

 

その後、歩くチームと観察するチームに分かれ、お互いに評価をします。「姿勢を良くしたほうがいいかも」「手を後ろ組んで胸をそらす。」「拳固を握って」などのお互いのフィードバックをします。そうしながら3回サイクルを繰り返すとだんだん恥ずかしさもとれ、形容詞にそった歩き方が出来るようになってきました!

 

 

次に、いよいよ自分の自己紹介のプランニングを始めます!

形容詞を使ってなりたい自分を表してみます。白い紙に言葉だけ書く子もいれば、ちょっとイラストぽく書いたりする子もいます。

大工さんになりたかったら「大きい」。うん、なんか頼もしい感じ。優しい、のんびり、明るい、いろいろあるね。不思議なとか前向きとか、解釈が複数あるものの場合は、不思議の中のどんな部分かもう少し考えてみます。前向きだったら「強い」とか。

 

 

形容詞が決まったら、ひとりひとり真ん中のサークルにはいって、なりたい自分と形容詞をみんなの前で言って、ぐるっと一周、円を歩いていきます。同時になりたい形容詞を歩き方や体で表情で表しながら歩きます。

 

 

これも3回繰り返します。サークルに入る前に落ち着いて、入ってから切り替えたり、もっと具体的に自分のなりたい理由を述べたり、自信もついてきて、なりたい自分を自然に表現できるようになってきます。

姿勢も大事!みんな直してもらいます。

 

そして、最後にお父さん・お母さんにも教室に入ってきてもらって、プレゼンテーションをします。

保護者も入ると教室はもう一杯。大人も含めて、これだけの人前で発表するのはなかなか勇気もいるし 難しい。けれど、みんな最初の時と比べてどう変わったか。繰り返すことで 上達していっていったことが保護者の方に伝わるでしょうか。

形容詞は紙に書いているけれど、見せないで丸めて自分の脇に持ち、保護者の方には「形容詞」が何かは秘密にします。でも、後で、他の人が見たとき、その形容詞は「あー そうなんだ」ときちんとわかってもらえる様に伝えることになりました。

例えば 小学校のカウンセラーになりたい子は「自分が嫌なことがあった時にカウンセラーの人が優しく相談に乗ってくれた。自分もそういう風に相談に乗ってあげたい」ので、選んだ形容詞は「優しい」でした。

飛行機の整備士さんをえらんだ子は旅行の時飛行機の窓から見た整備士さんがとても格好いいと思ったそう。そして、選んだ言葉は「のんびり」。たしかに慌てて整備してもらいたくないかもしれません!

大きな声で落ち着いて話せたり、とても表情豊かに伝えたリ、なぜなりたいかの理由も具体的だったり、最初の時に比べて、ぐっと良くなりました。

 

 

植野葉子さんから最後にお話しがありました。例えば、「天海祐希のように演じて」と監督に言われても、自分が天海祐希に対して感じているイメージと監督が求めているイメージが違うと、自分では天海祐希っぽく演じているのに、監督に「違う」と言われてしまう。天海祐希の「強い」感じなのか、照れたときの「可愛い」感じなのかをはっきりとさせることが大切…という話でした。みんな形容詞から自分を見つけることができたでしょうか?

植野さん、ありがとうございました!

 

 

【プログラムレシピ】

◆セントラルアイディア

自分をよく知ることでなりたい自分になれる

 

◆探究の流れ

・自分を整える

・自分、なりたい自分の形容詞を考える

・形容詞をベースになりたい自分を演じる

 

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